滲出性中耳炎とはどういう病気ですか?

耳が痛くなる中耳炎は正確には急性中耳炎と呼びます.急性中耳炎を繰り返し、慢性化したもので、鼓膜の内側に滲出液がたまったものを滲出性中耳炎と呼びます。一般的に中耳炎というと、耳が痛くなる病気という認識を持っていると思いますが、滲出性中耳炎では、耳が痛くはなりません

治療が必要なのでしょうか?

軽度の滲出性中耳炎であれば、自然に治ってしまう可能性が高いので、治療なしで経過を見る場合があります。しかしながら長期間続く場合では治療の必要があります。もっともよく用いられている薬は、ムコダインで、これを基本にして、他の薬を組み合わせて処方します。なかなか治療効果が上がらないばあい、鼓膜を切って鼓膜の内側の滲出液を抜く手術(鼓膜切開)が必要になる場合があります

鼻が原因だといわれたのですが

滲出性中耳炎はハナ(鼻炎、副鼻腔炎)の炎症が、ミミ(耳管、中耳)に波及して起こると考えられております、一度直ったと考えられる中耳炎が、再び起こる場合、原因は鼻の炎症の波及と考えられますので、定期的に鼻の掃除をすることをお勧めします

このまま何もせずにほっておいたらどうなるのでしょうか?

数%の確率で難治性の中耳炎に移行する場合があります。この場合なるべく早く積極的な治療をした方がよいので、何も症状がなくても1ヶ月に一度は経過を見せていただく方がベターだと考えています。

鼓膜を切開したほうが良いといわれました?

原則的に最初の2週間は経過観察するか、投薬して様子を見ます、これで改善傾向がない場合、鼓膜切開を考慮します 聞こえが悪い状態が続くもの、何度も繰り返すものは積極的に鼓膜切開をした方がいいといわれています、鼓膜切開は外来で出来る手術で、時間は麻酔時間を合わせて30分程です。

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